Musubi
つないだデータが、 次の現場でも生きる。
ドローンやセンサーで取ったデータを、営農管理にも、点検レポートにも、災害時の状況把握にも——同じ観測を、システムを乗り換えるたびに作り直さずに届けるための相互運用コアです。農業・点検・物流・災害対応・産業向け。機体に指示は出しません。近日公開。
紹介・デモや設計パートナー参加も、同じフォームから選べます。
課題
つなぐたびに、 ゼロから作り直している
現場の機器は増え続けますが、そこから出てくるデータは、上位のシステムがそのまま使える形になっていません。機体を1機種足すたび、届け先を1つ増やすたびに、接続をゼロから書き直す——その反復が、せっかく取ったデータの活用を止めています。
しかも、つながれば済むわけではありません。プロトコルを変換できても、単位や座標系、時刻、欠損の扱いが揃っていなければ受け手は使えず、その欠落はエラーにならず静かに起こります。気づくのは、判断を間違えたあとです。
設計原理
N × M → N + M + E + F
機体側が N 種類、届け先が M 種類あれば、素直に作れば N×M の接続を保守することになります。Musubi はこれを、機体側 N 本と受け手側 M 本の独立した保守に、組み合わせ固有の例外 E と共通の固定費 F を足した形へ近づけます。
考え方
N×M を、 N+M に近づける
機体側のアダプターを N 本、受け手側のアダプターを M 本、それぞれ独立に保守できる形にします。組み合わせ固有の例外を E、共通の固定費を F としたとき、総量を N×M から N+M+E+F へ近づけることが設計目標です。
組み合わせが増えても E が膨らまないこと。それがこの設計の成否を分けます。
1本のアダプターから、複数の受け手へ — 受け手を足しても機体側は変えない
機体・センサー側から Musubi へアダプターを1本書けば、あとは受け手の数だけ増やせます。Musubi は単位・座標系・時刻・欠損・確からしさを明示した共通の形に正規化し、落ちたものは落ちたと分かる形で残します。同じ観測が営農管理・GIS・保全管理・点検レポート・データ基盤へ届き、受け手を足すために機体側を作り直しません。
対象
立場によって、 変わるものが違う
機器ベンダーなら、案件ごとに受け手に合わせて書き直していたものが、自社側のアダプター1本の保守で済みます。SIer・インテグレーターなら、機種ごとに意味が揃わず突き合わせに溶けていた時間が、単位・座標系・時刻・欠損の明示された形で受け取れるぶん減ります。現場運用者なら、手入力や USB で運んでいた観測が、いま使っている営農管理・GIS・保全システムでそのまま扱える形で届きます。
どの立場でも、Musubi が機体に指示を出すことはありません。扱うのは情報だけです。
できること
接続してから、 使えるデータになるまで
MAVLink / ArduPilot、ROS 2 / DDS、映像、MQTT / REST、ベンダー SDK、ログから接続し、機種ごとの差分を共通のスキーマへ正規化します。スキーマ検証を通らないもの、確からしさが担保できないものはそのまま下流へ流しません。
通ったデータには、どこから来てどう変換されたかの出自と変換履歴が付いたまま、受け手ごとの形式へ配信されます。通信が途切れる前提で作ってあるので、落ちたことが分かる——落ちないことと同じくらい、それを重視しています。
設計上、やらないこと
重要なのは、 できることより やらないこと
Musubi は情報系に限定した相互運用コアです。以下は要件レベルで固定した制約であり、実装のどの層でも破りません。
操縦・任務指示を、発信も中継も実行もしません
制御と承認の権限は、既存の C2 / GCS 側にあります。
AI の出力に権限を与えません
AI が生成するのは候補であって、命令でも真実でもありません。出自を付けて隔離します。
既存の C2 / フライトコントローラ / GCS を置き換えません
観測・包む・つなぐを先に検討します。
操縦の閉ループに入りません
扱うのは情報系だけです。
署名されていることを、正しいことの証明として扱いません
出自の証明と内容の正しさは別のものとして扱います。
現在地
公開に向けて、 いまの状態
Musubi は近日公開です。いまはシミュレーションと記録データの上で動いていて、設計パートナーと実際の接続をつないで詰めているところです。
汎用コアは OSI 承認ライセンスで公開します。第三者が公開物だけでアダプターをビルド・テスト・保守できることを、公開の条件にしています。防衛用途では同じコアを管理された形で提供しますが、公開する製品の軸足は民生・産業です。
お問い合わせ
まずはお知らせから。 相談はいつでも
公開時のご案内をお送りします。先に紹介やデモをご希望の方、実際の接続課題で一緒に確かめてくださる設計パートナーも歓迎です。下のフォームからお選びください。
いただいた内容は代表の新井が直接確認します。営業目的の連絡には使いません。